帰省やレジャーで長距離ドライブの計画があるならやって損なし出発前の点検

長距離ドライブを楽しい思い出にするために

確実な点検で家族ドライブを楽しい思い出にしましょうお盆や年末年始、大型連休での帰省やレジャーなど1年のうちに何度か長距離ドライブをする機会があります。
親しい友人や家族でのめったにない遠出の機会を、ドライブ後も楽しい思い出として残しておきたいものです。
そのためには、スケジュール通りのトラブルのない安全なドライブが欠かせませんね。

安全なドライブを楽しむためにやっておきたいこと

日常点検 定期点検を確実に実施しましょう

安全なドライブを行うためには、決められた点検をおこなっておくことが必要です。
マイカーでは、罰則はありませんが、日常点検整備の実施と1年ごと2年ごとに行う定期点検整備が法律で義務づけられ、点検項目は省令で定められています。

道路運送車両法
(日常点検整備)第四十七条の二 自動車の使用者は、自動車の走行距離、運行時の状態等から判断した適切な時期に、国土交通省令で定める技術上の基準により、灯火装置の点灯、制動装置の作動その他の日常的に点検すべき事項について、目視等により自動車を点検しなければならない。
(定期点検整備)第四十八条 自動車(小型特殊自動車を除く。以下この項、次条第一項及び第五十四条第四項において同じ。)の使用者は、次の各号に掲げる自動車について、それぞれ当該各号に掲げる期間ごとに、点検の時期及び自動車の種別、用途等に応じ国土交通省令で定める技術上の基準により自動車を点検しなければならない。
引用 電子政府の総合窓口e-Gov イーガブhttp://www.e-gov.go.jp/

この日常点検整備や定期点検整備は、罰則が定められていないこともあり、実施率は低く、日常点検で4割弱、定期点検整備に関しては2割弱の方が実施していないという調査結果があります。
(出典 自動車点検整備推進協議会 自動車点検整備推進運動 調査結果報告書)

もし普段の点検をおろそかにしている場合は、長距離ドライブの前に以下の情報を参考にして行ってみてください。

点検には、自分でできる項目からガソリンスタンドやカーショップでチェックしてもらう項目までありますが、楽しいドライブにするには、いずれも不可欠です。

長距離ドライブを行う前の点検

長距離ドライブの場合は、一般道のほかに、普段利用しない高速道路を利用する場合が多くなることを踏まえて点検を行います。

バッテリの点検

長距離ドライブでは、普段よりカーナビ オーディオやエアコンなどの電装品の使用率が高くなります。これらの消費電力に加え、渋滞での徐行運転による充電不足で更にバッテリー上がりが生じやすくなります。

日常点検項目としては、過充電による暴発事故につながるバッテリー液量点検が規定されています。これに加えバッテリーの消耗度合い確認のためには、端子電圧の確認と電解液の比重チェックが必要です。

テスターや比重計があれば自分で測定できます。
(正常電圧は、エンジン始動前で12.6~12.8v。バッテリー液の比重は、完全充電時で1.28です。)

MFバッテリーは、密閉されているため比重検査はできませんので、付属のインジケーターで確認します。

ドライブ前にバッテリー状態を点検しておき、消耗や劣化が認められる場合は充電・交換しておけば安心ですね。

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タイヤの点検

タイヤ空気圧点検 外観チェックも重要普段走行しない悪路や高速道路走行でタンヤがパンク、バーストすると事故につながる場合もありますので重要なチェック項目の一つです。

タイヤの適正な空気圧は、ドアの側面シールに記載されていますのでガソリンスタンドで給油の際にチェックしてもらいましょう。

タイヤの亀裂、破損、摩耗状態の外観の確認は、自分でも目視確認できます。
タイヤの点検(JAF)を参考にチェックします。
また、トラブルの発生に備えて、スペアタイヤやパンク修理キットの使用方法も確認もしておく必要があります。

オーバー・ヒートの予防(冷却系統の点検)

エンジン冷却系統のチェックも重要エンジンの冷却系統に問題があるまま、長時間の高速運転や、渋滞での徐行運転が続くとエンジンが過熱(オーバーヒート)し走行不能の状態になります。最悪車両火災になる場合もあります。
そのため、長距離ドライブ前の点検は欠かせません。

点検項目には、エンジンオイルの状態、冷却液(LLC)の量、ウォーターポンプを稼働させるファン・ベルトの緩みや亀裂・割れの有無、ファンベルトの異音の有無になります。

運転中も、水温計の確認は忘れずに行いましょう。

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道路状況の事前確認

道に迷わないためや渋滞に巻き込まれないためにも、カーナビに頼り切るだけでなく予定する走行ルートの情報収集や渋滞予測を確認しておくと安心です。

またガソリンスタンドの確認も重要です。この20年間でガソリンスタンドは半減したといわれています。以前給油したガソリンスタンドが、廃業していて給油できなかったとならない様に気を付けましょう。

高速道路のリアルタイム状況は、NEXCO東日本のドラぷらE-NEXCOサービスから確認できます。

その他の確認

フロントガラスのヒビの有無やヘッドライトの玉切れ、ウィンカーの点滅など灯火類の確認、ウィンドウウォッシャーの液量、ブレーキオイルの確認も行いましょう。

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