ASV対応自動車整備技術のフロントガラス交換作業への影響
国土交通省と経済産業省の主導により、先進安全技術を搭載した車(サポカー,サポカーS)の普及が進められています。
ブレーキの踏みそこないやブレーキとアクセルの踏み間違えや不注意による車線逸脱、ヘッドライトの点灯操作などを、先進技術でカバーしようとする試みです。 先進安全技術を搭載した新車も、2016年の段階で衝突被害軽減ブレーキが66.2%と半数を越え、ペダル踏み間違い時加速抑制装置が47.1%と半数近くに達しています。
出典:国土交通省ホームページ(http://www.mlit.go.jp/common/001213451.pdf)
検査体制の整備
これに伴い車検時のASV技術実現のために新たに搭載されたカメラやレーダーセンサーの検査が必要となります。
現在、自動車整備技術の高度化検討会で検査方法や手順の検討が進められています。
これに伴い、フロントガラス交換作業においてもASV装置の調整などの手順の追加が発生しています。
出典 国土交通省ホームページ
(http://www.mlit.go.jp/common/001273820.pdf)衝突被害軽減ブレーキの搭載義務化と対象車種 旧年式車両の搭載は?
2021年11月以降徐々に販売される新車を対象に衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)の搭載が義務付けされます。このページでは、販売車両と自動ブレーキ適用時期を国土交通省の資料を基にまとめました。
国土交通省が衝突被害軽減ブレーキの性能認定車種を公表
国土交通省は、衝突軽減ブレーキを(AEBS)搭載する車種の性能認定を実施しました。AEBSサポート用カメラを搭載する車種は、フロントガラス交換時に割増料金の発生やエーミングの実施が必要となる場合があります。
フロントガラス交換での前方監視用カメラの検査と調整
衝突軽減ブレーキを搭載した車のフロントガラスを交換した場合、カメラやレーザーセンサーの補正調整が必要となります。補正調整を行わない場合は、衝突軽減ブレーキ機能が働かないか不要に働くことが考えられます。