車の水没時に備えて緊急脱出ツール準備のお勧め

連続する豪雨被害

近年、6月から9月にかけての豪雨被害が連続しています。
2018年6月末から7月にかけて発生した西日本を中心とする豪雨被害に続き、2019年(令和元年)も九州・四国・中国地方を中心に豪雨被害が発生しました。

今後梅雨明けまで予断を許さない状況が続きます。

全国の日降水量100mm以上の年間日数
出典:気象庁ホームページ (https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/extreme/extreme_p.html)

国土交通省からの注意喚起

この状況を受けて、国土交通省から「浸水・冠水被害を受けた車両のユーザーの方へ」という下記内容の注意喚起が行われています。(下記内容)

水に浸った車両は、外観上問題がなさそうな状態でも、感電事故や、電気系統のショート等による車両火災が発生するおそれがありますので、以下のように対処して下さい。

  • 自分でエンジンをかけない。
  • 使用したい場合には、お買い求めの販売店もしくは、最寄りの整備工場にご相談下さい。
    特に、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)は、高電圧のバッテリーを搭載していますので、むやみに触らないで下さい。
  • なお、使用するまでの間、発火するおそれがありますので、バッテリーのマイナス側のターミナルを外して下さい。
    ※外したターミナルがバッテリーと接触しないような措置(テープなどで覆う)をして下さい。

出典:国土交通省ホームページ (https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr09_000100.html)

自動車メーカーレスキュー時の対応

上記項目中のハイブリッド車や電気自動車水没時レスキュー時の取扱いに関しては、追加情報としてメーカーのハイブリッド車レスキュー時の取扱説明書を整理してありますのでご参考にしてください。

水没時に備えて緊急脱出ツール準備のお勧め

水没していく自動車からの脱出は、下記の順になります。

  • シートベルトの取り外しまたは切断
  • 水圧でドアが開けられない場合が多いため窓からの脱出

車の水没 冠水 時の注意事項このときにシートベルトがうまく外せない場合や窓が開かない場合に備えて、シートベルトを切断し窓ガラスを割るツール(シートベルトカッター付き緊急脱出ハンマー)を準備して使い方をマスターしておきましょう。
※シートベルトカッター付き緊急脱出ハンマーは、カーショップ等で2,000円弱で購入できます。また、緊急脱出ハンマーのガラス破砕性能に関しては、独立行政法人国民生活センターの自動車用緊急脱出ハンマーのガラス破砕性能のページ(2019年4月17日:更新)に詳細な記載があり購入時の参考になります。

ここで覚えておきたいこととしては、緊急脱出ハンマーは、強化ガラスを割るためのツールであり合わせガラスが使われているフロントガラスは割れないということです。

また、強化ガラスを割った場合、ガラスは鋭利な部分はありませんが多数の小片になりますので自身の体に飛び散らないように気をつけましょう。

緊急脱出用ハンマーに関しても、国土交通省から「いざというときのために、緊急脱出用ハンマーを備え付けましょう!(国土交通省ホームページ)」という情報を発信していますので、ご一読されることをお勧めいたします。