エンジントラブルでのレッカー移動
エンジントラブルで走行できない車・バイクのレッカー移動を24時間受付

走行中にエンジンが止まった、水温警告灯や油圧警告灯が点灯した、異音・異臭・煙が発生したなど、自走を続けると危険なエンジントラブルでは、安全な場所へ避難してからレッカー移動を依頼してください。
無理に再始動や走行を繰り返すと、エンジン、冷却装置、潤滑装置、電気系統の損傷が広がり、修理費用が高くなる場合があります。燃料やオイルの漏れ、焦げたような臭い、煙や炎が見られる場合は車へ近づかず、必要に応じて119番・110番へ通報してください。
受付センターは24時間ご相談を受け付け、現在地、車種、症状、車両の状態、希望搬送先を確認して、出動可能なレッカー車または積載車を手配します。到着時間は地域、交通状況、天候、車両条件、スタッフの出動状況によって異なります。
エンジントラブルでのレッカー移動ページで分かること
- 一般道路・高速道路でエンジンが止まったときの安全確保
- オーバーヒート、オイル漏れ、ベルト切れ、電気系統故障の症状
- レッカー移動が必要な状態と、受付時に伝える情報
- 国土交通省の最新調査に基づく路上故障の傾向
エンジントラブルで走行不能になったときの安全確保
救援依頼より先に、運転者・同乗者と周囲の安全を確保します。道路上で停止した車両は後続車から発見されにくく、追突などの二次事故につながるおそれがあります。
一般道路で停止した場合
- ハザードランプを点灯し、急な進路変更を避けて減速します。
- 安全に動かせる場合に限り、できるだけ道路の左側や路肩、駐車場などへ移動します。
- 安全を確認して同乗者を車外へ避難させ、停止表示器材などで後続車へ知らせます。
- 車両火災、燃料・オイル漏れ、事故、道路をふさいでいる場合は119番または110番へ連絡します。
- 安全な場所からロードサービスへ救援を依頼します。
高速道路で停止した場合
- ハザードランプを点灯し、可能であれば路肩や非常駐車帯へ停車します。
- 後続車へ知らせるため、発炎筒や停止表示器材を車両の後方へ設置します。ただし、本線へ出るなど危険を伴う場合は無理に設置しません。
- 運転者・同乗者は車内や車両の前後に残らず、ガードレールの外側など安全な場所へ避難します。
- 避難後に110番、道路緊急ダイヤル「#9910」、使用できる区間では非常電話のいずれかで通報します。
- 道路管理者へ通報した後、ロードサービスへ現在地と車両状況を連絡します。
高速道路では車内にとどまらないでください
停止車両へ後続車が衝突する事故が発生しています。停止表示器材の表示は高速道路上で車を停止した場合の義務ですが、設置作業そのものが危険な状況では、自身の避難を優先してください。

高速道路上での安全確保は、NEXCO東日本の安全案内もご確認ください。非常電話の運用を停止している区間もあるため、携帯電話が利用できる場合は「#9910」へ通報できます。
ロードサービスへ伝える情報
- 現在地の住所、道路名、進行方向、キロポスト、最寄りのIC・SA・PA
- 車名、年式、型式、ナンバー、車両重量
- エンジンが止まる前後の症状、警告灯、異音、異臭、煙の有無
- タイヤが回るか、シフトをNへ移せるか、電動パーキングブレーキを解除できるか
- 事故・液漏れ・車体下部や足回りの破損の有無
- 希望する修理工場・販売店などの搬送先と距離
エンジントラブルでレッカー移動が必要になる主な症状
水温警告灯の点灯・蒸気・オーバーヒート
赤色の水温警告灯が点灯した、水温計が高温側を示した、ボンネット周辺から蒸気が出た場合は、オーバーヒートの可能性があります。安全な場所へ停車し、エンジンを停止してください。
エンジンが熱い状態でラジエーターキャップを開けてはいけません。高温の冷却水や蒸気が噴き出し、やけどを負う危険があります。冷却水漏れや警告灯がある場合は、自走せず点検・搬送を依頼する判断が必要です。
油圧警告灯の点灯・エンジンオイル漏れ
赤色の油圧警告灯が点灯したまま走行を続けると、潤滑不足によりエンジン内部が焼き付くおそれがあります。路面にオイルが広がっている、エンジンから金属音がする場合は、直ちに安全な場所へ停車してエンジンを停止してください。
ベルト切れ・充電警告灯の点灯
補機ベルトが切れたり、オルタネーターに不具合が生じたりすると、充電警告灯の点灯、電装品の動作不良、最終的なエンジン停止につながる場合があります。車種によっては同じベルトで機械式ウォーターポンプなどを駆動しているため、オーバーヒートを併発することもあります。
一方、電動ウォーターポンプや電動パワーステアリングを採用する車など、症状は車種・構造によって異なります。警告灯や異音が発生した場合は「まだ走れる」と判断せず、安全な場所へ停車して点検を依頼してください。

スターター・オルタネーター・電気系統の故障
セルモーターが回らない症状は、バッテリー上がりだけでなく、スターター、リレー、端子、配線、イグニッションスイッチなどの不具合でも発生します。また、オルタネーターが発電しない状態では、ジャンプスタートできても再び停止する可能性があります。
ラジエーターファン・ウォーターポンプ・サーモスタットの故障
ラジエーターファンの停止、ウォーターポンプの不良、サーモスタットの固着、冷却水漏れ、ラジエーターの詰まりなどは、冷却能力の低下につながります。特に渋滞中や低速走行時だけ水温が上昇する場合は、冷却ファン系統の不具合も考えられます。
トランスミッション・クラッチなど動力伝達系の故障
エンジンは始動していても、シフト操作ができない、ギアが入らない、クラッチが滑る、異音がする場合は、自力走行を控えてください。無理に動かすと故障が広がる可能性があり、積載車やドーリーなどを使った搬送が必要になる場合があります。
国土交通省の最新調査で分かる路上故障の傾向
国土交通省はJAFの協力のもと、2025年09月~11月に発生した路上故障を分析し、「令和7年度路上故障の実態調査結果」として公表しています。調査では、一般道路と高速道路で故障の傾向が異なることが示されています。
一般道路では電気装置、走行装置、エンジン本体の順
- 電気装置:38.4%
- 走行装置:36.5%
- エンジン本体:8.8%
部位別では、タイヤ36.2%、バッテリー29.1%、オルタネーター4.2%が上位です。
高速道路では走行装置の割合が高い
- 走行装置:57.7%
- 燃料装置:10.9%
- エンジン本体:9.7%
部位別では、タイヤ57.2%が最も高く、潤滑油4.0%、オルタネーター3.0%、冷却水3.0%と続きます。
これらは調査期間中の故障発生割合であり、個々の車両の故障確率を示すものではありません。長距離走行や高速道路の利用前には、タイヤ、バッテリー、冷却水、エンジンオイル、警告灯を確認することが重要です。
出典:国土交通省「令和7年度路上故障の実態調査結果」
エンジントラブルによるレッカー移動の流れ
- 安全確保:後続車へ停止を知らせ、運転者・同乗者が安全な場所へ避難します。
- 状況確認:現在地、車両情報、警告灯、異音・異臭、液漏れ、事故の有無を伝えます。
- 対応方法と見積条件の確認:レッカー車・積載車の別、搬送距離、追加作業、到着見込みを確認します。
- スタッフ手配:内容に同意した後、現場へ出動可能なスタッフを手配します。
- 積み込み・搬送:車両の状態に応じた方法で積み込み、指定の修理工場や販売店などへ搬送します。
エンジントラブルを防ぐための日常点検
- 駐車場所の床面に、オイルや冷却水の漏れ跡がないか確認する
- エンジンオイルと冷却水を、車両の取扱説明書に従って確認する
- タイヤの空気圧、摩耗、亀裂、異物の刺さりを確認する
- 始動音、ベルト周辺の異音、焦げた臭いなど普段との違いに注意する
- 赤色の警告灯が点灯した場合は走行を続けず、取扱説明書を確認する
- 長距離・高速道路走行前や点検時期を過ぎた車は、整備工場で確認を受ける
エンジントラブルとレッカー移動に関するよくある質問
走行中にエンジンが止まったら、最初に何をすればよいですか?
ハザードランプを点灯し、可能であれば惰性を利用して道路の左側や路肩などへ寄せます。停止後は運転者・同乗者の安全を確保し、事故や道路閉塞がある場合は110番、高速道路では#9910や道路管理者へ通報してからロードサービスを依頼してください。
高速道路で車が止まった場合、車内で待ってもよいですか?
車内は後続車に追突される危険があります。停止表示器材などで後続車へ知らせた後、通行車両に注意してガードレールの外側などへ避難してください。器材の設置が危険な場合は無理をせず、自身と同乗者の避難を優先します。
水温警告灯が点灯しました。冷却水をすぐ補充すれば走れますか?
高温時にラジエーターキャップを開けると、熱湯や蒸気が噴き出す危険があります。冷却水漏れ、ファンやポンプの故障などは補充だけでは解決しません。安全な場所へ停車してエンジンを止め、自走の可否を専門業者へ確認してください。
セルモーターが回らない場合は、必ずレッカー移動になりますか?
バッテリー上がりであればジャンプスタートで始動できる場合があります。ただし、スターター、配線、端子、オルタネーターなどの故障では始動できない、または始動後に再停止する可能性があるため、現場状況によりレッカー搬送が必要です。
補機ベルトが切れても少しなら走行できますか?
走行を続けないでください。発電できなくなるほか、車種によってはウォーターポンプなどが停止し、オーバーヒートする可能性があります。ベルト周辺へ手を入れず、エンジンを停止して点検・搬送を依頼してください。
ハイブリッド車や電気自動車もレッカー搬送できますか?
対応可能な車両・方法を確認して手配します。駆動方式、車名・型式、シフト操作の可否、電動パーキングブレーキ、事故や高電圧警告の有無をお知らせください。車種に適さないけん引方法は駆動系を損傷するため、積載車やドーリーが必要になる場合があります。
レッカー車は24時間いつでも来てもらえますか?
受付センターは24時間対応です。実際の出動可否と到着時間は、地域、交通、天候、必要な車両、スタッフの稼働状況によって異なります。深夜・早朝を含め、受付時に到着見込みをご確認ください。
搬送先が決まっていなくても依頼できますか?
相談は可能です。販売店、整備工場、自宅、保管場所などの候補と受け入れ可能時間を確認してください。夜間は修理工場が閉まっている場合があるため、一時保管や後日の再搬送が必要か、追加費用を含めて受付時に確認します。
