バッテリー上がり 原因と症状 バッテリー上がり対応と直し方

01/10/2023

バッテリー上がりの原因と症状およびバッテリー上がりの対応方法と直し方解説

このページでは、バッテリー上がり 原因と症状およびバッテリー上がりとなった場合の対応方法とご自分での直し方を解説しています。

バッテリー用途と充電タイミング

12V鉛バッテリーは、エンジン始動時の電力供給源としてガソリンエンジン車 ディーゼルエンジン車 ハイブリッド車 電気自動車に搭載されています。

ガソリンエンジン車 ディーゼルエンジン車は、バッテリーからの電力によりスターターモーターをクランクシャフトと接続し回転(クランキング)することでエンジンの燃焼サイクルを開始します。
エンジンが始動した後はオルタネーター(発電機)により充電が行われ、ライト類やホーン オーディオなどの電装部品の電力源として使用されます。

ガソリンエンジン車 ディーゼルエンジン車バッテリー充放電と機能イメージ

これに対し、ハイブリッド車 電気自動車搭載の12V鉛バッテリーは補機用バッテリーと呼ばれシステムを起動したり電装部品に電力を供給するために使われます。
システムが始動した後は、駆動用バッテリーから直流コンバーター経由で充電が行われるとともに、減速時の惰性走行時に回生充電が行われます。

ハイブリッド車 電気自動車バッテリー充放電と機能イメージ

バッテリー上がりの原因

バッテリーには充電と放電のタイミングがありますが、バッテリーからの放電量がバッテリーへの充電量を継続して上回り続けるとバッテリーが蓄積する電力が低下し始動時にエンジンやシステムを起動することができなくなります。
この状態をバッテリー上がりと呼びます。

バッテリーへの充電タイミング

走行時のオルタネーター(発電機)による充電。(エンジン車)
システム起動中の駆動用高電圧バッテリーからの充電(ハイブリッド車 電気自動車)
回生ブレーキによる回生充電(ハイブリッド車 電気自動車)

上記の充電機器の不具合【※1】や 近所への買い物などのちょい乗りによる短距離 低速走行【※2】の繰り返しが充電タイミングを減らしバッテリーの充電量を減少させます。
【※1】
オルタネーター異常の場合、バッテリー警告灯が点灯します。
バッテリー警告灯
【※2】
以下の条件は、シビアコンディションに含まれます。
1回が8km以下の繰り返し走行
外気温が氷点下での繰り返し走行
30km/h以下の低速走行
渋滞などでアイドリング状態が多い走行

バッテリーへの放電タイミング

始動時クランキング動作時のスターターモーターへの始動電力(大電力)の供給が必要となります。(エンジン車)
始動時の車載コンピューターシステム(ECU)への電力の供給。(ハイブリッド車 電気自動車)
ライト点灯の電力供給。
エアコン パワーウィンドウ セキュリティシステムへの電力供給。
オーディオ ETCなどの電装品への電力供給。
電装品未使用時の暗電流による消費。

バッテリー上がりの対応方法と直し方

バッテリー上がりの対応方法

確実で安全な方法としてロードサービスへの救援を要請することが挙げられます。

ロードサービスには、JAF(一般社団法人 日本自動車連盟 URL https://jaf.or.jp/)などの会員制サービスの他に、民間ロードサービス会社の非会員制サービス クレジットカードや保険会社の付帯ロードサービスがあります。

会員制サービスでは、入会金と年間数千円の会費で回数に制限なく救援を行ってくれます。JAF個人会員の場合、入会金2,000円、年会費4,000円です。

非会員制サービスでは、入会金と会費は不要ですが呼び出し毎にトラブルに応じた費用(概算として10,000円+部品代 有料高速料金実費 程度の料金)が発生します。

JAFでは非会員制サービスも提供しています。
(バッテリー上がり救援料金例 日中 一般道 13,130円 夜間一般道の場合15,230円 
2022年時点 JAFロードサービス料金詳細
クレジットカードや保険会社の付帯ロードサービスでは、無料サービスがほとんどですが救援回数に制限がある場合がありご利用の前に確認をお勧めいたします。

自分でジャンピングスタートを行う

バッテリー上がりに備えてブースターケーブルや救援用スターターバッテリーをお手持ちの場合は、バッテリーが上がったお車に同規格のバッテリー【※3】を搭載した救護車やスターターバッテリーを接続することでエンジン始動を行うことができます。

ジャンピングスタート手順に関しては、下記リンク先をご確認ください。
バッテリー
ジャンプスタート手順

エンジン始動後は、バッテリーを走行充電などにより充電できます。(15分程度)
【※3】
12Vバッテリー搭載の普通車同士であれば多くの場合問題ありませんが、24Vバッテリーを搭載しバッテリー容量が大きく異なる場合は、始動電力を供給ずジャンピングスタートできない場合があるので注意が必要です。
下記リンク先をご参照ください。

トラック 24Vバッテリー上がり
ジャンピング救援

バッテリー上がり
救援全国24時間対応

Posted by Mixhost-operatorA